アルペンスキー/ Alpine Skiing
国際スキー連盟(FIS)ルールに準じるが、障害特性を考慮して一部変更したルールで実施される。選手は立位(Standing)、座位(Sitting)、視覚障害(Visually Impaired)の3つにカテゴリー分けされ、カテゴリーごとに競技を行う。ただし、同一カテゴリーであっても障害の種類や程度が異なるため、障害による不公平が出る可能性がある。そこで、各選手には予めクラス分け(*1)され、クラスごとに設定された係数(%)が設定され、滑走タイムに係数を掛けた計算タイムで勝敗を決する。
立位の選手は障害の種類によって、ストックを1本だけ使用、全く使わない場合がある。また、片足切断の選手で1本のスキーで滑る場合、ストックの先に小さなスキーがついたアウトリガー(道具欄で解説)を使う。
視覚障害は各選手に一人ずつガイドスキーヤーが付き、声や音源などを利用してコース誘導することが認められている。全盲クラスの場合、ガイドは選手の前後どちらを滑ってもいいが、弱視クラスは選手の前だけに決められている。また、全盲クラスでは、公平を期すため不透明のゴーグル着用が義務付けられている。
WEBサイト(競技団体):日本障害者スキー連盟 アルペン委員会