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パラコラム

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車いすバスケを徹底解説! ルールと見どころを紹介

観客を魅了する車いすバスケットボール(撮影:越智貴雄)

車いすバスケットボールは、身体に障害を持つ選手たちが、驚異的なスピードと技術で繰り広げる白熱の競技です。パリパラリンピックでも注目の競技です。

一般のバスケットボールとほぼ同じコート、ボール、ゴールの高さを使用しますが、選手が車いすを使用するため、特有のルールがあります。

試合は1チーム5人で構成され、4ピリオド制(各10分)で行われます。選手交代は自由に行うことができますが、持ち点システムを考慮しながら戦略的に選手を起用することが求められます。

カギを握る持ち点システム

それぞれの選手が持つ障害に応じた持ち店システムが試合のカギを握る(撮影:越智貴雄)

車いすバスケットボールの特徴の一つが「持ち点システム」です。

このシステムでは、選手は障害の程度に応じて1.0点から4.5点まで0.5点刻みで持ち点が与えられます。コート上の選手5人の合計持ち点は14点以内に収めなければなりません。

このため、障害が重い選手(ローポインター)と軽い選手(ハイポインター)がそれぞれの役割を最大限に発揮し、チーム全体の力を引き出すことが重要です。この戦略的な選手起用が、試合の勝敗を大きく左右するポイントとなります。

車いすバスケの見どころ

「ティルティング」と呼ばれる片側の車輪を浮かせながらより高い位置からシュートを放つアメリカ選手(撮影:越智貴雄)

車いすバスケットボールの最大の見どころは、選手たちが車輪を巧みに操作し、激しい攻防戦を繰り広げる場面です。

特に注目すべきは「ティルティング」と呼ばれる技術で、片側の車輪を浮かせてより高い位置からシュートを狙うこの技は、バランス感覚と体幹の強さが試されます。また、ローポインター(障害が重い選手)が、ハイポインター(障害が軽い選手)のシュートチャンスを作り出す選手同士の連携プレーも見逃せません。

さらに、選手たちのスピーディーな動きや迫力あるシュート、特に3ポイントシュートが決まる瞬間の興奮は、観客を魅了してやみません。

ルールや戦略を知ってから見ると、観戦がさらに楽しくなり、選手たちのプレーにより感情移入することができるでしょう。

パリ大会には、日本女子チームが出場します。ぜひその目で熱い戦いを見届けてください。きっとあなたもこの競技の魅力に夢中になるはずです!

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