パリパラ出場内定が決まったパラカヌー・瀬立モニカ 東京とは異なるパリへのモチベーションとは⁈
17日、日本障害者カヌー協会は、パリ・パラリンピックカヌーで、瀬立モニカ選手が内定したと発表した。3大会目のパラリンピック出場となる瀬立選手、東京後にパリ・パラリンピックへの挑戦を決意するまでには深い理由があった。
「東京までは、(東京五輪・パラリンピックのカヌー競技が)地元の江東区で開催されるということもあり、カヌーをやらない理由が見つからなかったんです。東京が終わって、カヌーをやらないっていう選択肢もあった中で、いま、カヌー競技を続けています。それは、純粋に速くなりたい、強くなりたい、今までの自分を超えたいっていう、“自分の自己満足”かなって思います」と、話す瀬立選手。
パリに向けては、100%の力を出し切ることを目標にするというが、これまでにやりきったと思えるレースは数えるほどしかないと言う。現在の瀬立選手にとってのパラリンピックは、単なるメダル獲得や名声ではなく、自身の挑戦と成長の中で見つけた喜びや充実感を追求する旅のようです。
瀬立モニカ選手プロフィール
1997年11月17日生まれ、東京都江東区出身。水泳など様々なスポーツを経て中学から江東区カヌー部に所属。東京国体を目指したが、高校1年の体育の授業中の事故で、両下肢・体幹機能障害に。高校2年からパラカヌーを始め、パラカヌーが初めて採用された2016年のリオパラリンピックで8位入賞。2019年世界選手権で5位、東京パラリンピックで7位。パラマウントベッド株式会社に所属。