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日本、初快挙の金メダル! 車いすラグビー世界選手権2018

金メダルを獲得し喜ぶ日本選手たち(撮影:越智貴雄)

 車いすラグビーの世界選手権大会最終日は10日、オーストラリアのシドニーオリンピックパークで決勝戦が行われ、世界ランキング4位の日本は、世界1位でリオデジャネイロパラリンピック金のオーストラリアと対戦し、62-61の1点差で勝利した。

第1ピリオド終了間際、ライリー・バッドのトライをディフェンスで阻止し、日本は1点ビハインドで終えた(撮影:越智貴雄)

 この競技の日本チームの優勝はパラリンピック、世界選手権通じて初の快挙だ。

速いスピードを武器に、何度も相手を振り切りながらトライを決めたキャプテンの池透暢(撮影:越智貴雄)

 競技後、キャプテンの池透暢は「オーストラリアに追い詰められるシーンが何度もあったが、自分たちを信じ切れたことが大きな勝因。2020年東京パラリンピックに向けて、それぞれの選手が個の力をもっと高めていき、その積み重ねをさらに大きな自信につなげ、最高のチームを作り上げていきたい」と、笑顔で話した。


片輪を宙に浮かせながらもトライを決めた池崎大輔(撮影:越智貴雄)

 車いすラグビーの世界選手権は、4年に1度開催されるパラリンピックと並ぶ世界最高峰の大会。世界各地域から予選などを勝ち抜いた12カ国が出場。予選は2グループに分かれて行われ、それぞれ上位2チームが準決勝に進む。日本チームの過去最高位は2010年バンクーバー大会の3位。

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