アジアユースパラ開幕 旗手の小池さくら「気持ちがあがってきた!」
10日午後7時35分(日本時間11日午前0時35分)、アジアユースパラゲームズ開会式がアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにあるドバイクラブ陸上競技場で行われた。
今大会には、30カ国・地域から600名を超える選手が参加。13日までの大会期間中に7競技(陸上競技・バドミントン・ボッチャ・ゴールボール・パワーリフティング・水泳・卓球)が実施され、日本からは全ての競技に86名が出場予定。
開会式は、アラブ首長国連邦(UAE)国家斉唱からはじまり、続いて各国の入場行進が始まった。日本選手団は8番目に登場。旗手の小池さくら(16)を先頭に、選手役員の計154名が行進した。
開会式後のインタビューで小池は「(旗手として)すごく緊張したが楽しかった。一番前を進むので笑顔を心がけた。開会式での豪華なライトアップや歓声に気持ちが上がったきたので、レースに生かせていけるように頑張りたい。専門の400m自由形(S7クラス)は最終日に行われるが、そこでベストを出したい」と笑顔で話した。
【アジアユースパラゲームズとは】
アジアパラリンピック委員会(APC)が主催で開催しているアジア地域の障がいのある若い世代(ユース世代)が競い合う国際大会。 2003年に香港で開催されたフェスピックユース大会を第1回大会としており、第2回大会以降は4年に1度アジア各国で開催されている。第2回大会は2009年に日本・東京で行われ、第3回大会は2013年にマレーシア・クアラルンプールで開催されている。若い選手にとっては貴重な国際経験を積む機会になり、現在世界で活躍している車椅子テニスの上地結衣(2009年出場)や競泳の池愛里(2013年出場)など、多くの選手たちがアジアユースパラゲームズへ出場している。