東京マラソン車いすエリートにリオ金のマルセルが初参戦!
20日、東京マラソン財団は、来月2月26日に開催の東京マラソン2017車いすエリート男子の招待選手を発表した。海外からは、リオパラリンピック金メダリストのマルセル・フグ(スイス)、IPC(国際パラリンピック委員会)非公認ながら2004ボストンマラソンで1時間18分27秒(IPC公認世界記録は99年にスイスのハインツ・フライが出した1時間20分14秒)の記録を持つエルンスト・バンダイク(南アフリカ)、2016ニューヨークシティーマラソン3位のジョシュア・ジョージ(アメリカ)の3選手。日本からは、リオパラリンピック7位の洞ノ上浩太(ヤフー)、昨年の東京マラソン5位の鈴木朋樹(関東パラ陸上競技協会 )、2016ベルリンマラソン3位の西田宗城(バカラパシフィック)の3選手が選ばれた。
東京マラソン車いすレースディレクターの副島正純は、車いすエリート男子のレース展望について「昨年より国際化された東京マラソン車いすエリートレース。今大会は、男女共にリオパラリンピック車いすマラソンの金メダリストが出場します。私がレースディレクターとしてのイメージ “世界記録を望む高速レース、東京マラソン” を期待できる選手たちが揃いました。今年は新コース。昨年までの後半の高低差ある橋の登りは無くなり全体的にフラットで、後半も速度を落とす事なくスピード勝負で競い合ってもらいたいと思っています。誰が、何処で、どんな展開を作るのか。42.195km の全てに目が離せない大会です。今年もスタートからフィニッシュまで、選手たちの熱い走りへ応援をよろしくお願いいたします」と語った。
東京マラソン車いすエリートは、2月26日(日)午前9時5分に東京都庁をスタート。今年から新コースになり、飯田橋、神田、日本橋、浅草雷門、両国、門前仲町、銀座、高輪、日比谷、東京駅前をゴールにレースが行われる。優勝賞金は1位が100万円、2 位が50万円、3 位が30万円 。世界記録には別に100万円(優勝者のみ)が用意されている。車いすエリート男子は13名(うち招待選手が6名)、車いすエリート女子はリオパラリンピック金銀銅のメダリストを含む7名(うち招待選手6名)が出場予定。