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誰もが一緒に楽しめるボッチャ大会、タイ代表が頂点に!【BOCCIA JAPAN CUP 2025】

決勝後、笑顔で記念撮影に応じるタイチームと川崎ボッチャーレのメンバーたち(撮影:越智貴雄)

 誰もが参加できるインクルーシブなスポーツ大会「BOCCIA JAPAN CUP 2025 supported by かんぽ生命」の決勝トーナメントが6日、東京体育館で開催された。

 決勝戦では、ボッチャの強豪国・タイ代表が川崎ボッチャーレ(川崎市役所)を6-1で下し、見事優勝を果たした。3位決定戦では、わくわくわらっぴー(一般社団法人わくわくわらっぴー・児童支援)が、ゆでたまご(十日町アクティブスポーツ)を破り、3位となった。

3位決定戦、投球を行うわくわくわらっぴーチーム(撮影:越智貴雄)

 本大会は、障害の有無に関わらず、誰もが参加できる形で行われたインクルーシブな取り組みで、48チームが出場。予選リーグと決勝トーナメントを経て熱戦が繰り広げられた。出場チームには、日本代表「火ノ玉JAPAN」や、ボッチャ強豪国のタイ代表のほか、大学や企業のボッチャ部、スポーツ団体、テレビ局チームなど、さまざまな参加者が集い、競技の普及と国際交流が図られた。

世界最高峰の投球で観客を魅了し続けた、タイ代表の金メダリスト、(左から2人目)ワラウット・セーンアンパ選手(撮影:越智貴雄)

 優勝したタイ代表のワラウット・セーンアンパ選手(パリ・パラリンピック男子BC2金メダリスト)は、「私がボッチャを始めた時は、障害者のためのスポーツであって、健常者がやるっていうことは考えられませんでした。しかし、この大会に参加して、障害者だけじゃなく健常者も一緒にやるスポーツだっていうことを知ったことは大きな驚きであると同時に大きな気づきでした。今後もボッチャは、きっとこうした形で発展していくと感じました」と話し、チームメイトのタカプーン・リンチウ選手も、「本当にこの大会を楽しめました。どの選手もみんな実力があって、上手かったというのが印象的でした」と感想を語り、笑顔を見せた。

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