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上地結衣が2個目の金 絶対王者に東京大会のリベンジ! 車いすテニス女子シングルス【パリ・パラリンピック第10日】

試合が終わって涙を流す上地結衣(撮影:越智貴雄)

 パリ・パラリンピック第10日の9月6日、車いすテニス女子シングルス決勝が行われ、上地結衣(30=三井住友銀行)がオランダのディーデ・デ・フロートを2ー1で下し、金メダルを獲得した。決勝は2021年の東京大会と同じ顔ぶれの対戦で、3年前の雪辱を晴らした。上地は、昨日の女子ダブルスに続き2個目の金メダル。

サーブを放つ上地結衣(撮影:越智貴雄)

 上地は第1セットを4ー6で落としたものの、第2セットを6ー3で取り返し、第3セットは互角の攻防が続く中、6ー4で制した。

 パワーで上回るデ・フロートに対し、必死に食らいついて相手のミスを誘った。公式記録のアンフォースドエラー(凡ミス)の数は、デ・フロートが49、上地は24。サーブを苦手とするデ・フロートはダブルフォルトが17本、上地は0本だった。粘り強いテニスで見事にパラリンピック王者に輝いた。

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