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日本がラスト5分でイランに劇的逆転勝利 決勝は韓国とのリベンジ対決へ【男子車いすバスケ準決勝・杭州アジアパラ大会】

ディフェンスを行う鳥海に、イラン選手が激しくぶつかる(撮影:越智貴雄)

 中国・杭州で開催されているアジアパラ大会は26日、男子車いすバスケットボール準決勝が行われ、日本代表がイランに43ー40で勝利した。決勝では予選リーグで敗れた韓国と再戦する。

 序盤からデフェンスに徹した日本は、第1クオーターを10ー7のリードで終える。だが、第2クオーターで逆転されると、リードを許したまま最終第4クオーターに。一進一退の攻防を繰り返しながらも、残り5分でついに逆転に成功した。

イラン戦に勝利し、喜ぶ日本代表チーム(撮影:越智貴雄)

 試合終了後、鳥海連志は「ディフェンスを頑張っていこうというコーチからの指示だったので、それを遂行できた」と、序盤からロースコアの展開で試合を進められたことが勝利につながったと分析した。

 ラスト5分での逆転について、京谷和幸ヘッドコーチは「少し遅すぎたが、最後まで競り合うゲーム展開になるとは思っていた。その意味では、試合プランの通りに進めることができた」と話した。

 決勝は予選で敗北した韓国との再戦となる。注目は、この試合で15得点をあげた香西宏昭だ。京谷ヘッドコーチは「我慢する時間帯が長くなると思うが、ディフェンスで辛抱強く守って、要所で香西を使って得点を取っていきたい。韓国には予選リーグのリベンジを果たしたい」と決意を語った。

 決勝は27日13時(日本時間14時)開始予定。

文:西岡千史

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