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東京パラリンピック最終日のマラソンで道下美里が悲願の金メダル!

女子マラソン視覚障害T12の道下美里(左)の国立競技場ゴール手前の最後の走り(撮影:越智貴雄)

 東京パラリンピック最終日の5日に行われた、女子マラソン(視覚障害T12)。道下美里(三井住友海上)が3時間0分50秒で自身初めての金メダルに輝いた。雨の中でスタートしたレースは、15キロまで4人の先頭集団の展開となり、20キロ手前でロシア・パラリンピック委員会の選手がトップで前に抜け出したが、道下は25キロ過ぎにトップを捉えると、30キロ過ぎで2位を引き離しそのまま独走でゴールした。

 2大会連続出場で前回のリオ大会では銀メダルで悔しい思いをした道下は「5年前の忘れ物を絶対取りに行くぞという強い気持ちでみんなでやってきたので、すごく嬉しい」「最高の伴走者と最強の仲間がいたのでここに辿り着いた」と、金メダルの喜びを笑顔で語った。

女子マラソン視覚障害T12、金メダルでフィニッシュした直後、伴走者と抱き合い喜ぶ道下美里(撮影:越智貴雄)

 女子の視覚障害T12の藤井由美子(びわこタイマーズ)は5位、西島美保子(JBMA)は8位。
 男子の視覚障害T12の堀越信司(NTT西日本)は2時間28分1秒で銅メダル、熊谷豊(三井住友海上)は7位、和田伸也(長瀬産業)は9位。
 男子の上肢障害T46の永田務(新潟県身体障害者団体連合会)は2時間29分33秒で銅メダル。
 女子車いすT54の土田和歌子(八千代工業)は1時間38分32秒で3位と16秒差で惜しくも4位、喜納翼(タイヤランド沖縄)は7位。
 男子車いすT54の鈴木朋樹(トヨタ自動車)は1時間30分45秒で7位。

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