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瀬立モニカ、準決勝トップで決勝進出へ パラカヌー世界選手権2019

準決勝トップで決勝進出した瀬立(撮影:越智貴雄)

 8月22日、パラカヌーの世界選手権大会2日目、女子200m(KL1)の準決勝に臨んだ瀬立モニカは、54秒92のトップでゴールし決勝進出を決めた。前日の予選では、各組上位3人がすでに決勝進出を決めている。決勝は、準決勝の上位3人を加えた9人で行われる。

「いつも通りだった」と本人は淡々と語るも、反応の速さが光る最高のスタートで勢いよく飛び出し、先頭に立った。すぐ隣のコースでは、前日の予選でわずか0.23秒差で敗れたMaosan Xie(中国)が猛追していた。「今日は必ず勝って、いいイメージで決勝につなげたいと考えていた」という瀬立。アジアのライバルを徐々に引き離していき、そのままトップでゴール。笑顔でガッツポーズを見せた。

ゴール後、ガッツポーズを見せた瀬立(撮影:越智貴雄)

 2日続けて54秒台の好タイムを出した瀬立は、「今、本当に調子がいい」と語る。24日の決勝で6位以内に入れば、東京パラリンピックの出場枠が得られる。これまで積み上げきたものを、すべて出し切り、「4年に一度の戦い」の挑戦権をつかむつもりだ。

(文・斎藤寿子)

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