アジアパラに向けて弾み 日本パラ陸上選手権2018
日本パラ陸上競技選手権大会が1日~2日、香川県の屋島レクザムフィールド(高松市)で行われた。
近年、競技人口も増え、競争が激しくなっているT64クラス(下腿義足使用)の男子100m決勝では、アジア記録保持者の佐藤圭太(27=トヨタ自動車)が、今季彗星の如く現れた井谷俊介(ネッツ東京)を、0秒02差の12秒15で敗り優勝。これで、佐藤と井谷の直接対決は今シーズン2勝1敗。
10月に開催されるアジアパラ大会での二人の対決とアジア記録更新にも期待だ。
女子走り幅跳び決勝(T63=大腿義足使用)は、兎澤朋美(日体大)が、4m07cmのアジア新記録で優勝した。兎澤は「公式戦で4mを跳ぶ事が出来たのが自分の中で一番嬉しい。アジア記録を更新できたのは、オフシーズンの成果が出てきたかなと思う」と笑顔で話した。
はまなす車いすマラソン(ハーフ)を、日本新記録(40分21秒)で優勝するなど、今シーズン好調をキープしている久保恒造(日立ソリューションズ)は、男子5000m決勝(T54=車いす)に出場し、10分53秒78のタイムで、優勝を飾った。アジアパラ大会に向けて弾みをつけた。