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車椅子レース1500m(T52)、佐藤友祈が憧れのマーティンに競り勝ち金メダル! パラ陸上世界選手権2017

金メダルを獲得した佐藤(撮影:越智貴雄)

 16日(日本時間17日未明)、世界パラ陸上競技選手権ロンドン大会(大会3日目)が行われ、男子1500m決勝(T52)で佐藤友祈(GROP SINCERITE WORLD-AC)が3分45秒89の選手権レコードで金メダルを獲得した。

 競技後、佐藤は「リオパラリンピック後、リオで負けたマーティン(アメリカ)に勝つことだけを考えひたすらトレーニングを積んできた。そういったこともあり、この舞台で勝てたというのは本当に嬉しいです。」と喜びを爆発させた。

日の丸を手にウィニングランをおこなった佐藤(撮影:越智貴雄)

下記、一問一答

Q.デッドヒートになったことについて

途中、マーティン選手が横に来られて、結構自分もしんどかったんですけど、抜き返すことができた。無事にそのまま順位も維持したままゴールすることができたので良かったかなと思います。

Q.今日のレースで良かったところは?

スタートの強化をしてきたことが良かったと思いますし、一緒に練習しているチームメンバーだったり、支えてくださっている人たちのおかげで今回こういう結果に結びついたと思っているので、全てが良かったんじゃないかなと思います。

Q.今後のレースについて

400mに関してはまだ現状はマーティン選手の方が世界記録も持っていますし、おそらく実力も上なんじゃないかなと思うんですけど、ここはチャレンジャーの気持ちを持って挑みたいと思います。

Q.ロンドンパラリンピックでのマーティン選手を見て競技を始めたということですが

マーティン選手が確かロンドンの時に100、200、400、800と4冠をとっていたので、そのマーティン選手に勝てたということも大きいですし、5年前テレビで憧れて見ていた、競技を始めるきっかけとなった地で戦えるというのも嬉しいものがあって、本当にいいなと実感をしているところです。

Q.会場で歓声を実際に聞いて

想像以上でした。本当に日本から応援してくださっている声援だったり、会社の方たちの応援だったりというものが、本当に不思議なんですけど、スタート位置についたとたん、一気に体の中にパワーが注ぎ込まれるような感覚でした。

Q.これからは

1年1年練習を積んで、しっかりとレベルアップしていければ、(3年後の)東京でも金メダルを取ることができると思うので、頑張っていきたいと思います。

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