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若手車いすアスリート達に手ごたえ パラ陸上GP

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 26日から29日の4日間、IPC陸上グランプリシリーズノットウィル大会(スイス,ノットウィル)が行われ、5000m(T53-54)に出場した渡辺勝(TOPPAN )が10分38秒17で5位、800m(T54)に出場した鈴木朋樹 (関東パラ陸協)が 1分38秒34の記録で7位に入った。
 今大会は車いすアスリートにとってリオパラリンピック選考に向けた重要な大会となり、世界各国からトップアスリートたちが集結した。

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 競技後、5000mで5位に入った渡辺は「レース中、何度か揺さぶりがありましたが、なかぎれしている選手を抜いてあがっていけました。今までそういうことが出来なかったので、レベルアップできていると実感でき自信が少しずつついてきているのは大きいです。ただ、ゴール手前ではトップ選手たちから引き離されてしまい、まだまだトップ選手たちには遠いと感じました」と話した。

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 800mで7位の鈴木は「レースを通して自分に甘いところがあると痛感しましたが、パラリンピックの決勝レベルのメンツで走れることは滅多にないので、すごく楽しく良い経験になりました。今大会、(リオパラリンピック選考のために)記録を出しにきていたので、良い記録が出せなかったことは後悔しています。ただ、順位的にここまで食い込めることはこれまでなかったことなので大きな収穫です。レース展開や順位のことを考えると着実に前には進んでいると思います」と話した。

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