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ミラノ・コルティナ 五輪パラ聖火リレーのトーチが大阪・関西万博で初披露!“炎を魅せる”シンプルデザイン

パラ陸上のカイロー二選手(右)とコストナーさんがトーチを持って登場した(撮影:越智貴雄)

 来年、イタリアで開催されるミラノ・コルティナ2026年冬季五輪・パラリンピックの聖火リレーのトーチが14日、大阪・関西万博イタリア館でお披露目された。イベントには、イタリア副首相兼外務大臣のアントニオ・タヤーニ氏らが登場。さらにトーチを手にした、パラ陸上のスーパースター、マルティナ・カイロー二選手とフィギュアスケートの名選手カロリーナ・コストナーさんが登場した。

ミラノ・コルティナ2026冬季五輪・パラリンピックの聖火リレー用トーチのデザインが初披露された(撮影:越智貴雄)

 今回披露されたトーチの名は「エッセンシャル」。建築家のカルロ・ラッティ氏によるデザインで、五輪とパラリンピックで共通の形状ながら、異なる色が採用されている。“炎そのもの”を際立たせるよう設計された、シンプルかつ洗練された造形が特徴だ。

 カイロー二選手は、「パラリンピック用のトーチを手にして感動してます。これからどのようなリレーが展開されるのかを想像しながら、このトーチがミラノ・コルティナにどんなものを届けてくれるのかを思い巡らせています。聖火は、オリンピック・パラリンピックの価値観や多様なメッセージを運ぶもの。そしてそれが、私たちアスリートに力を与えてくれるのです」と語った。

 タヤーニ副首相は、スポーツを通じた平和への想いを強調。「ミラノ・コルティナ大会では、“平和のメッセージ”を世界に届けたいと考えています。この2本のトーチを通して、イタリア政府は共存と和平の精神をスポーツの力で伝えていきます」と話した。

 この“平和と希望の炎”を象徴するトーチは、明日から大阪・関西万博のイタリア館で一般公開される。万博を訪れる人々が、ひと足早くミラノ・コルティナの息吹を感じることができる機会となりそうだ。

文・取材:河本佳恵

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