車いす男子、鈴木朋樹が大会新記録で連覇達成!【東京マラソン2025】

日本橋を力走する鈴木選手(撮影:越智貴雄)
東京マラソン2025が2日、東京都庁をスタートし、東京駅前・行幸通りをゴールとする42.195キロのコースで開催された。
車いす男子の部では、昨年のパリ・パラリンピック男子車いすマラソンで銅メダルを獲得した鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)が1時間19分14秒で優勝し大会連覇を果たした。この記録は、パリ大会で金メダルを獲得した世界王者のマルセル・フグ選手(スイス)が、東京マラソン2023で樹立した1時間20分57秒の大会記録を1分43秒更新する新記録となった。

銀座1丁目交差点付近を力走する鈴木選手(撮影:越智貴雄)
鈴木選手は優勝後のテレビインタビューで「すごく嬉しい気持ちですし、天候も恵まれて暖かい中で走れたので、十分な結果だったと思っています。昨年はパラリンピックもありまして、個人的に銅メダルを獲得する事ができて、また東京の地で連覇したいなと思っていました。色々な方々の応援のお陰で、妻や家族の応援のお陰でここに居ると思っていますし、やはり自分は小さい頃から車いすに乗っているので、そういった子供達に夢を与えられるように頑張りました」と笑顔で話した。
<車いす男子結果>
1位 鈴木 朋樹(トヨタ自動車) 1時間19分14秒
2位 羅 興伝 (中国) 1時間30分28秒
3位 章 瑩(中国) 1時間30分57秒
取材・文:越智貴雄