今年もパラアスリートが参加! セイコーゴールデンGP陸上2016
8日、「セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎」が神奈川県等々力陸上競技場で開催された。同大会では昨年に続き、パラリンピック競技種目も行われ、男子100m(T44/T47)と女子走り幅跳び(T44)にパラアスリートが出場した。
男子100m(T44)で3位の佐藤圭太(トヨタ自動車)は、「(アジア新記録を出した)静岡国際陸上大会以上の記録を狙っていたので、結果は少し残念だが、以前よりも集中して走れた。体を中心に寄せて走るトレーニングに変えて、少しずつ進歩している。(優勝の)ウォレス選手があまりにも速くてびっくりしたが、まだまだ彼に近づける部分は多くあると思うので、いつかは肩を並べて走れるぐらいになりたい」と話した。
女子走り幅跳び(T44)に参加し5m22の記録を出した中西麻耶(大分県身体障害者陸上競技協会)は競技後、「本当は5m50をコンスタントに跳びたかったので、結果的には課題が残る。すごく沢山のお客様からの温かい拍手が後押しになり力になった。本当に感謝している。五輪選手とパラリンピック選手が同じ時間と場所で競技できた事で、いろいろな刺激を受けたし、これからの人生の良い経験になると思う。もう少しで世界記録に手が届く所にきているので、より一層努力して世界記録を掴み取りたい」と話した。
<パラリンピック競技結果>
・男子100m(T44:下腿切断など)
1位 ジャレット・ウォレス(アメリカ)10秒97
3位 トレンタン・メリル(アメリカ)11秒83
4位 佐藤圭太(トヨタ自動車)11秒94
5位 春田純(サイボーグ)12秒62
6位 池田樹生(中京大学)12秒83
・男子100m(T47:上腕切断など)
2位 多川知希(AC-KITA)11秒34
・女子走り幅跳び(T44:下腿切断など)
1位 中西麻耶 5m22(5m21、 × 、4m58、5m22(追風+2.8)、4m70、 × )
2位 高桑早生 4m85( × 、4m50、4m81、4m48、4m85、4m60)