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パリ・パラのメダリストに14歳から98歳の選手も参加! 第43回大分国際車いすマラソンが17日10時号砲

大会初出場の14歳選手2名が選手宣誓を行う。地元・大分から参加の最年少選手、梶取春斗(右)と福岡県の和氣佳汰(撮影:越智貴雄)

 第43回大分国際車いすマラソンの開会式が16日、大分市ガレリア竹町ドーム広場で開催された。

 今大会には、世界トップクラスの車いすアスリートが集い、大分市内を疾走する。今年開催されたパリ・パラリンピック女子車いすマラソンで金メダルを獲得したカテリーヌ・デブルナー選手(スイス)や男子車いすマラソンで銅メダルを獲得した鈴木朋樹選手など、国内外13カ国・地域から193名がエントリーしている。参加者の年齢は14才から98才まで幅広く、フルマラソンとハーフマラソンの両部門で、T51、T33/52、T34/53/54の3クラスが実施される。

 開会式では、ハーフマラソンに出場する最年少選手である梶取春斗(大分県)と和氣佳汰(福岡県)の2名が選手宣誓を行った。「これまでは応援する側でしたが、スタートラインに立てることを誇りに思います。応援してくれる皆さんの想いと一緒に、最後まで諦めずに走り切ります。この経験を大切にして成長していきたい」と力強く語り、明日のレースで全力を出すことを誓った。

98歳でハーフマラソンに出場予定の工藤金次郎選手(左)に、「頑張って!」と激励の声をかける日本パラ陸上競技連盟の増田明美会長(撮影:越智貴雄)

 大会最高齢の出場者は、徳島から参加する98歳の工藤金次郎選手だ。第1回大会から出場しており、怪我で欠場した1回を除き、大会に連続出場している。工藤選手は、明日のレースに向けて「5キロは走りたい!」と意気込みを語った。

 レースは、17日10時に大分県庁前をスタートする。(ハーフは10時03分スタート)。BS-TBSで9時55分から生中継される予定。

文:越智貴雄

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