鈴木朋樹、独走で優勝!「感謝の気持ちを込めて走った」 大分車いすマラソン2020
新型コロナウィルスの影響から、これまで39回開催されている大分国際車いすマラソンが来年に延期となり、代替大会として、国内選手だけが参加できる独自大会として「大分車いすマラソン2020」が15日10時スタートで行われた。
国際大会と同じく、大分県庁前スタートの大分市営陸上競技場ゴールのコースで行われ、男子のフルマラソン(T34/53/54)は、東京パラリンピック出場内定を決めている鈴木朋樹(トヨタ自動車)が好記録で優勝した。
スタートから先頭を走る鈴木に、他の選手は序盤からついてこれず、弁天大橋の登り坂を前に、第二集団とはっきりとした差が開き、6キロ付近からゴールまで一人旅となった。
ゴール後、鈴木は「コロナ禍の中、開催してくださった皆様に感謝の気持ちを込めて、自分の限界を出し切ろうと思い、レースにのぞみました。言葉にならないぐらい、すごく嬉しいです。これまでの競技人生の中で一番ハードなレースでした。来年の東京パラリンピックメダル獲得に向けて、頑張りたいと思います」と話した。
女子のフルマラソン(T34/53/54)は、夏・冬のパラリンピック金メダリストで、車いすマラソンとパラトライアスロンの2種目で東京パラリンピック出場を目指す土田和歌子(八千代工業)が1時間39分42秒で優勝した。